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  • 2024.12.05
    • お客様の声

選択をお客様任せにしない、提案スタイルの店舗づくりが魅力でした| 備後鈑金様

このページでは、福山 Three door(スリードア)代表の長岡と、店舗づくりをお任せくださったお客様との対談をご紹介しています。

今回は福山市神辺町にある、株式会社 備後鈑金、小林 崇 氏との対談が実現。

自動車に関するトータルカーサポートを提供する同社での、「新しい層のお客様にアプローチしていく店舗づくり」について話しました。

小林 崇 氏
株式会社 備後鈑金 常務取締役
広島県福山市で、自動車に関連するトータルカーサポートを提供する「備後鈑金グループ」の常務取締役として、カーコーティング事業を率いる。福山 Three door代表の長岡とは、高校時代の同級生。

長岡 俊宏
株式会社 福山 Three door 代表取締役
バイクレーサーだった経験や車が好きなことから、カーコーティングに関する情報を得て小林氏に提供したことが縁となり、備後鈑金の新たな事業構築に携わった。

これまでの自社とは違う、「カッコよさ」を打ち出せるデザインに惹かれて

ご依頼のきっかけを教えてください

小林氏:当社では自動車鈑金や塗装サービスを提供していて、カーコーティングもサービスの一つとして増やしたいという思いが以前からあったんです。そんな時、偶然にも長岡さんから「面白いコーティングの商品があるよ」と教えてもらって。

長岡:一緒に大阪まで見に行きましたね。

小林氏:紹介してもらった商品はとても魅力があったんです。すぐに自社でサービスを提供したいということになって。ただコーティングをするための場所は工場内で想定していたんですが、建物も設備も古くなっていたんですよね。

長岡:それでリフォームするならどんな感じにできるのか、デザインしてみてほしい、というのが最初のご依頼でした。

小林氏:これまで板金や修理に使っていたスペースをコーティング作業に使おうと考えていたのですが、コーティングは温度管理が必要なんです。ですからまずは空調設備のある作業スペースを作らないといけない。

長岡:お話を聞いていくと、これまで洗車用に使っていた場所も使えることがわかりました。ただ一台分だったのでコーティング作業ができるほど広くはないし、屋根はあるけど屋外だったので、どのように活用できるかについても相談したいと言っていただきました。

福山 Three doorのどこに魅力を感じて依頼してくださったのでしょうか?

BG STYLE 外観

小林氏:高校を卒業してからは一年に一度くらい同窓会のような小さな集まりがあって、長岡さんが建築の仕事をしていることは知っていたんです。ガレージハウスの完成見学会に声をかけてもらったりしてね。

長岡:車に関連した建物や、興味を持ってもらえそうな内容のときはお声がけして、何度か来ていただきましたね。

小林氏:そう。どれもおしゃれでね、こだわった設計をしているところがいいなと思っていました。鈑金や塗装って、どうしても工場が汚れてしまうんですよ。けれどカーコーティングに関しては、カッコいいとかおしゃれとか、きれい、ということをアピールしていきたいと思っていたので、かっこいいデザインを数多く手がけていた長岡さんにお願いしたいと思ったんです。

長岡:修理や塗装をご依頼してくださるお客様とは異なり、新しく車を買い、「大切に乗りたい」、「新車の美しさを保ちたい」といったお客様にも、ご利用していただける店舗や工場にしたいというのが備後鈑金さんの思いでした。

小林氏:当社は道路沿いにあり、一般のお客様からのご依頼もたくさん承っているのですが、初めてのお客様には「入りにくい」という印象を持たれていると聞いていました。そのイメージも変えたいと思っていましたね。

お客様任せではない、提案型の店舗づくりに安心感がありました

福山 Three doorに依頼して良かったのはどんなところですか?

小林氏:全部お任せにできたところかな(笑)

長岡:「お任せで」と言われることが一番難しくて怖いんですけどね。がんばりました(笑)

小林氏:当社は備後鈑金の他にも、中古車販売店など福山市内にいくつか店舗があって、私はそういった店舗の新築やリフォームにも関わってきました。その時に困るなと思っていたのは、例えば壁の色や柱の素材なんかは、最終的には建築会社ではなく、こちらが決めることになるんですよね。

長岡:「お客様が選んだ」ということであれば、施工する側は安心だし間違いはないですからね。

小林氏:そうですね。ただ私たちは建築のプロじゃないし、「選んで」と言われたから選んだけど、結局選んだところだけ全体とバランスが合わなかったりして、自分が選んだことが失敗だったんじゃないかなと思ったことが何度もあったんです。

長岡:例えば壁の色に対して、床をどんな色にすれば全体のバランスが取れるのか、柱をどんな素材にすれば高級感が出るのか、お客様に選べといってもイメージがつかめないですよね。

小林氏:「よくわからないけど、かっこいいから黒っぽいのでいいんじゃない?」みたいな感覚で選ぶしかないんですよ。

長岡:ただそれだと照明が当たったときに全体が暗くなりすぎてしまうとか、全体で考えた時のバランスが悪くなってしまうので、お客様にその選択をお任せするのは違うと思っているんです。

小林氏:でしょう。だからね、お任せでお願いしました(笑)

長岡:普段スタッフの皆さんがどのような動きをするのか、トイレはどこにあれば便利かといった、働いている人でなければわからないことはお伺いしました。けれどその他のデザインや設計については、「こういう理由で、このデザインと色、素材を選びましたがいかがですか?」とご提案したんです。

小林氏:それならカッコいいだろうな、と思って。大切なポイントは聞いてもらえたので、その他はほぼお任せしましたね。完成してみたらやっぱり統一感があってよかったし、私たちではね、思いつかないようなこともたくさん提案してもらえて満足しています。

建物を作ることではなく、お客様にご来店いただくことを目的に

完成後の反響はどうですか?

小林氏:期待通りのカッコよさでした。オンラインで打ち合わせがあるときは、背景がきれいなのでここを使用しています(笑)。今まで手がけることのなかった高級車のコーティングも、少しずつ増えてきています。

長岡:工場や店舗のデザインだけでなく、コーティングが完成した車をお客様に披露するとき、どうすればその美しさに感動してもらえるか、ということも考えたんです。

小林氏:特に展示ブースには、サプライズが満載ですよね。

長岡:そうですね。車はコーティングするととてもきれいに光を反射するので、天井の照明を六角形にしたり、間接照明の色を変えられるようにするのはどうか、といったご提案もしました。

小林氏:もともと屋根だけあった屋外の洗車スペースですからね。これを建物の一部にするというだけでも驚きでした。

長岡:屋根を支えていた柱に十分な強度があったので、リフォームの費用を抑えることができたんです。その分を照明に充てることで、よりドラマティックな演出ができるようになりました。

洗車スペースを改築した展示ブース 車に反射する、照明の六角形が美しい

小林氏:車のことはよく知っていても、建物については費用の削り方や、有益な使い方はわかりません。ですから建築のプロに提案してもらえたことで、お金も有効に使えたという実感があります。

長岡:満足していただけてよかったです。店舗のデザインや施工が一般住宅と違うのは、建てて完成ではないところです。ここにどのようなお客様にどれだけ集まってもらえるか。私たちは常にそれを考えながら、様々なご提案をしています。備後鈑金様にももっと、「来ていただきたい」と考えていたお客様にたくさんご来店いただけるよう、今後もサポートしていきたいと思います。

小林氏:これからもよろしくお願いしますね!

長岡:こちらこそ、よろしくお願いします!

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